港北公会堂の緞帳は、「型絵染」の重要無形文化財保持者 芹沢銈介氏 (1985~1984) が下絵を描き、京都の川島織物が織り上げた作品。下絵の制作は、港北区下田町の故・田邊泰孝氏の尽力により実現したものである。(下絵の「陽に萌ゆる丘」は、日吉の森庭園美術館敷地内の田邊泰孝記念館内に収蔵されている。)
2015年10月に実施された改装工事に伴う休館期間中に、緞帳のクリーニングも行われた。港北公会堂館長の福島氏によれば、緞帳のクリーニングは、1978年の開館以来2回目で、およそ15年ぶりとのこと。
【芹沢氏による下絵の解説】
「享和3(1803)年に描かれた『鶴見川流域絵図』に魅かれ、これをベースに緞帳の図案の構想とした。この絵柄は、年ごとに栄える港北区の姿を鶴見川の流れと咲き乱れる花によって表現したものである。また、太くたくましい川の流れは燦々とふりそそぐ陽の光に色を変えて輝き、豊かな土壌はこの地に美しい花を咲かせ続け、飛躍する港北区の未来を象徴したものである。」(港北公会堂落成記念式典次第より)

